🔍 日本神話の謎に挑む『古事記』の訳
ここからは『古事記』上巻の イザナギ&イザナミ編 になります。 ここからは『古事記』の本格的な訳と解説がスタートするわけですが、訳だけでなく、昔の人が見抜けなかった、本物の『ご神託』の中身も蘇らせていきたいと思います。 本当の『古事記』の訳は、神様の声を聞ける、霊能者によって明かされるのだろうか? ・ ・【古事記・原文と直訳】於是 天神 諸命 以 詔 伊邪那岐命・伊邪那美命 二柱神 「修理 固成 是 多陀用幣流之國」 賜 天沼矛 而言依賜也 故 二柱神 立訓立云 多多志 天浮橋 而 指下 其沼 矛以畫者 鹽許々袁々呂々邇此 七字以音 畫鳴訓鳴云那志而 引上時 自其矛末垂落之鹽 累積 成嶋 是 淤能碁呂嶋 《自淤以下四字以音》
天上の神々の令によりて 伊邪那岐命 と 伊邪那美命 の二柱の神 「国を整え 堅く立て、財多き流れる国にすべし」 天の矛を賜わり その御言葉に依りて命を受けたり かくて二神 多大な意志を持ちて天浮橋に立ち 矛を海に差し 秩序を創出したまう その塩積もりし 『七字の呪文』にて引き上げたまう時 矛の末より滴り落ちたる塩 積もりて島を成す 是れ 淤能碁呂と命名されし島なり 《淤より四字 音を記す》
なんかカッコイイこと言ってる? 私の頭では、意味がサッパリですけど |
🔱 『古事記』上巻 (天地初發)
「従五位上」官位 太 安万侶 (奈良時代)
この国の始まりはな『天界の神様』からの一つの依頼から、全てがドドドッって動き出したんや。 まずな、伊邪那岐命・伊邪那美命 いう、2人の神様おるやろ? 彼らは『天界の神様』から、こう仰せつかったんや。 「この国に適切な政治を根付かせ、国全体を強固な絆で結び、黄金の国ジパングを築き上げなはれ」 そんでな、天から授けられた『天光で照らす矛』(地上を治める権力の比喩)受け取ってな、彼らはその矛を使って、ビシッとその命に従ったんや。 実際にあった流れはこうや。 まず最初は、天浮橋(高天原)からの、天の神様の意志をしっかりと確認しはった。そんで、天から授けられた『天光で照らす矛』で、この世に秩序や基盤を、次々と創出していったんや。 それだけやないで。それとともにな、『天の浄化の呪文』で次々と日本の各地も、神聖な場所に変えていってな、日本の国土全体が、一つの輝く島になったんや。 天の神様、その仕事ぶりを大変気に入ってな…… カムナホグ アメツチネ ハシマリ 聖域の地に〝おのころ島〟という名を、贈ったんや。
この国の始まりはな『天界の神様』からの一つの依頼から、全てがドドドッって動き出したんや。 まずな、伊邪那岐命・伊邪那美命 いう、2人の神様おるやろ? 彼らは『天界の神様』から、こう仰せつかったんや。 「この国に適切な政治を根付かせ、国全体を強固な絆で結び、黄金の国ジパングを築き上げなはれ」 そんでな、天から授けられた『天光で照らす矛』(地上を治める権力の比喩)受け取ってな、彼らはその矛を使って、ビシッとその命に従ったんや。 実際にあった流れはこうや。 まず最初は、天浮橋(高天原)からの、天の神様の意志をしっかりと確認しはった。そんで、天から授けられた『天光で照らす矛』で、この世に秩序や基盤を、次々と創出していったんや。 それだけやないで。それとともにな、『天の浄化の呪文』で次々と日本の各地も、神聖な場所に変えていってな、日本の国土全体が、一つの輝く島になったんや。 天の神様、その仕事ぶりを大変気に入ってな…… カムナホグ アメツチネ ハシマリ 聖域の地に〝おのころ島〟という名を、贈ったんや。
📼 真実を知る謎の関係者 一人語り風
始めに質問をさせていただきますが、ここで出てきた伊邪那岐 とは誰のことを指すか、分かりましたかな? 答えは…… 日本の初代天皇、『神武天皇』のことでございます。 『古事記』は、稗田阿礼 が語った、各地の民間伝承を、太安万侶 が文字起こししてまとめたもの…… そう言われておりますが。 真実を申し上げますと、本当は『日本神話』ではなく、初代天皇を中心としたエピソードを神話風に編纂した書なのです。
天皇家の系譜や側近たちの目立った功績を 神話風に、風刺を織り交ぜて記録した物語