🕰 古代の契約 神々と地上の王の秘密
ここまで、世界の歴史を紐解いてきたわけですが、その中で 1つの謎 が浮かび上がりました。 それは、古代の文明ほど〝神様の存在〟が感じられるということ。 歴史の流れを見ると、昔の時代ほど神秘的で、神様の存在を感じられるのに、西暦が進むにつれ、政治も宗教も俗世っぽくなってきている。 ・ ・ 世界の歴史の流れを〝神と人の関係性〟という視点から見ると、古代の王たちほど、まるで〝神の手〟に導かれてるかのような特徴が見られます。 その特徴とは?この3つの特徴は、なぜか、世界各国の王たちに、共通して見られました。 〝神に選ばれた王〟を、時の流れに沿って並べると、こうなります……・ 神に選ばれし者が〝初代の王〟となった ・ 〝神の代理人〟として、天の意志を地上に反映させた ・ 賢明なる君主が多い
⚑ 古代エジプト(紀元前3100年頃) | |
・ | ファラオは、神々の意志を地上で実行する存在だった |
・ | 宗教的な儀式と政治的な決定が密接だった |
⚑ メソポタミア(紀元前2000年頃) | |
・ | 王は〝神々の代理人〟と名乗っていた |
・ | 神の言葉を受信する、神官の助言が重んじられた |
⚑ 古代バビロニア(紀元前1900年頃) | |
・ | ハンムラビ法典は神から直接授かったとされる |
・ | 王の役目は神々の意志を地上で実現することだった |
⚑ 南アメリカのインカ帝国(紀元前1400年頃) | |
・ | 神託や神官の助言が、何より重んじられた |
・ | 宗教的な儀式が国家運営の中心だった |
⚑ 中国の周王朝(紀元前1000年頃) | |
・ | 王は「天命」を受けて真意に沿った政治を行う |
・ | 儀式や祭祀は王宮が直接行っていた |
⚑ 古代ギリシャの都市国家(紀元前800年頃) | |
・ | 神託、特にデルフォイの神託を重視 |
・ | ギリシア神話は政治の道徳的指針だった |
⚑ 古代ローマ(紀元前750年頃) | |
・ | 初期の王政ローマは、王が神々の意志に沿う統治を目指した |
・ | 神々への奉仕が、ローマの公共生活の中心だった |
⚑ 古代インドのマウリヤ朝(紀元前300年頃) | |
・ | 王はダルマ(宇宙の法則や正義)に基づいて統治をする |
・ | 宗教的な価値観が法律と政策に反映されていた |
⚑ 日本の天皇政治(西暦200年頃) | |
・ | 天皇政治の隣には、神官・巫女がいた |
・ | 天皇は政治的、宗教的な役割を兼ね備える神聖な存在だった |
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こんなにたくさんあるんですね! しかも、世界各地で特徴が似てるのも意外!! |
・ 神に選ばれし者が〝初代の王〟となる ・ 初代の王は〝神の代理人〟として、天の意志を地上に反映 ・ 賢明なる君主として〝伝説の王〟との名を刻む
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コレがなんで証拠になるんですか? 単なる、オカルト好きの王様では?? |
世界各地に君臨する王たちは、それぞれの地域で〝神の代理人〟として、神の意に沿った政治を心がけていた。
🔍 神の指導する王朝がなぜ滅ぶのか?
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神様が王様を選んでアドバイスを送っていたなら、なんでその王朝が滅んだんですか? |
・ 人間側が神様を裏切った ・ 後継ぎが「創業者精神」を失った
このようなテーマは、児童文学などでも、よく見かけますよね。 神様の力によって一時的に成功したものの、その後のおごり高ぶった態度で、全てを失ってしまうという話。 これらの物語は、子どもたちに謙虚さを教えるための『訓戒』とも考えられますが、もしかしたら元となる事実が本当にあった可能性も?
◆ 後継ぎが「創業者精神」を失った ・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-古代王朝の王位の後継ぎは、ほとんどの場合、王様の血筋に継承されます。 その後継者が、正しく世継ぎが出来ればいいのですが、新しい王が私利私欲の権力拡大に走ったら? 儀式や祭祀がルーズになって「形だけ引き継いでます」みたいになったら? そこから先は、物語の『訓戒』と一緒です。
・ ・ 後継ぎが「創業者精神」を失った。 これは、規模こそ違いますが、現代の「企業」でも、同じ現象は見られます。 後継者が「創業者精神」を忘れることは、大きな国家でも企業の世界でも同じ問題です。 企業の世界、特に家族経営の企業は、創業者の息子が経営を引き継ぎますが、時間が経つにつれて、創業時の理念や社訓といった大事なモノが忘れ去られ、価値観の変化や、後継者問題などによって、企業が分裂したり、危機に陥ることがある。 これは、規模こそ違いますが、国の運営も、後を継いだ新しい王が、先代の重視していた「神との会話」「名君としての節制」をないがしろにするのと同じ構図です。 正しく世継ぎが出来なかった、神の支援を失った王朝は、最終的には、内部クーデターや他の王朝による征服によって滅びてしまいます。 だから、代々の王が「創業者精神」を継承し、正しく世継ぎが出来た『名君の王朝』ほど長期にわたって繁栄し、そうでない『圧政の王朝』ほど短期政権に終わることが多いのです。 権力や富に対する過信や驕りより、謙虚さと慎重さのほうが大切。 神の教えによって成功した後も、その成功を維持できるか? は、神の教えを守り続けられたか? によって決まるのではないでしょうか? 裏切るのは、常に人間側が先なのです。 ・ ・🔍 世の中は〝神の存在〟を忘れてしまった
このHPでは『カタカムナ』を通して〝神様の言葉〟を発信していますが、古代王朝の国家運営だって、思いっきり〝神様〟に頼りまくっていたのですから、個人の人生をよくするなんて、神様の気持ち1つでいくらでも可能!!
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でも子どもの頃は〝努力が大事!〟って教わりました。やっぱりそれが正しいのでは? |
【カタカムナ・第80首より】 神のメッセージ
困難を経験してる者たちに告ぐ。 今まさに困難に負けそうな者たちのことも、神は救う気でいる。 神は人を助ける。しかしそれは、自ら動いた者に対してだ。 神は「花」を助けるのではなく、「根」を助けている。 幸せな人生を送りたいなら聞くがいい。 『カタカムナ』の意味を知った状態で、毎日、全句を読み上げるのだ!! ただ読み上げるのではない。意味を知った上での読み上げだ。 そのための『努力』は必要となるだろう。しかし、人生の中で一番実りの大きい『努力』とも言える。
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