🔍 古語拾遺の完全訳



【原文と直訳】(我が国家に神はいる)

前件神代之事 説似盤古 疑氷之意 取信寔難 雖然 我国家神物靈蹤 今皆見存 觸事有効 不可謂虚 但 中古尚朴 禮樂未明 制事垂法 遺漏多矣

神代の事 盤古の説に似て 氷の意に疑いあり 信じ難し 然れども 我が国家の神物の靈蹤は今も尚存し 触れる事に効あり 虚と言うべからず 但し 中古は尚朴であり 礼楽未だ明らかにせず 制事の垂法には遺漏多し


方今 聖運初啓 照尭暉於八洲 寶暦惟新 蕩舜波於四海 易鄙俗於往代 改粃政於當年 隨時垂制 流萬葉之英風 興廢繼絶 補千載之闕典

方今 聖運の初めに啓き 尭の暉を八洲に照らし 寶暦は新しく 舜の波を四海に蕩かす 往代の俗を易え 当年の政を改め 時に随いて制を垂れ 万葉の英風を流す 興廃を繼ぎ 絶えた千載の闕典を補う


若當此造式之年 不制彼望秩之禮 竊恐 後之見今 猶今之見古矣 愚臣廣成 朽邁之齡 既逾八十 犬馬之戀 旦暮彌切 忽然遷化 含恨地下 街巷之談 猶有可取 庸夫之思 不易徒棄 幸遇求訪之休運 深歡口實之不墜 庶斯文之高達 被天鑑之曲照焉 大同二年二月十三日

若し当の造式の年に 望秩の礼を制せず 恐れるに 後の者が今を見ること 今の者が古を見るが如し 愚臣廣成 朽ち邁える齡 既に八十を逾え 犬馬の恋 旦暮に彌切 忽ち遷化し 地下に恨みを含みつつ 街巷の談には猶ほ取るべきものあり 庸夫の思い 易々と棄てるべからず 幸いに求訪の休運に遇い 口實の不墜を深く喜び 斯の文の高達を願い 天の鑑の曲照に被るべし (平安時代・807年 2/13)

テーブルデザインピンク2行 これは呪文か何かですか? 今回も、私に通訳してくださいな
それでは、わかりやすい現代語の訳がコチラとなります。 以下は「話し言葉」風に書き換えた【原文】の現代訳になります。
古語拾遺こごしゅうい』第6部 (陛下へのお手紙 まとめ) 「従五位下」官位 斎部宿禰廣成いんべのすくね ひろなり (奈良・平安時代)

古代より我が国に伝わっております『神代の話』は、まるで盤古(中国の伝説上の最初の生物)の物語や、寓話のように思え、このような『神代の話』は信じるのが難しいかもしれませぬ。 しかしながら、我が国における『神々の霊跡』というものは今もなおこの地に息づいて、奇跡を見せておりまして、単なる虚構とはとても言えないのでございます。 ただ、古代の時代は、まだ文化が幼稚な状態にありましたものですから、礼や楽も未だ未発達でございました。 そのため、多くの慣習や法が、すでに時の流れと共に失われてしまったのも事実でございます。 今、陛下の時代(桓武天皇)は、京都の地に都を移し、聖なる時代の幕開けに立ち会っておられます。 よう(中国古代の聖王)の光がこの八島(日本)に輝き、舜(尭の後を継いだ聖王)のような新しい時代が四海に広がりつつあるのでございます。 古い俗習を捨て去り、今こそが、近年の粗末な政治を一新する機会。 今後の時代に合わせ、千年の間に失われたものを取り戻し、遺漏を補うことが求められています。 この再建の時代に、適切な儀式や観念を確立しなければ、後の世の人々が我々をどのように見るか? おそらく、今我々が過去を見てる目と同じになるでしょう。 私、愚かな臣、斎部宿禰廣成いまべのすくね ひろなりは、既に80歳を超え、真実が失われないよう、この文書をお渡しできる機会をいただけたこと、心から喜んでおります。 この文が天まで届き、陛下の目に映ることを願っております。 大同二年二月十三日付け。(平安時代・807年)

🎓 【古語拾遺のまとめ】

元々は、桓武天皇個人宛に書かれた 私文書。 当時の時代は、西暦800年代( ⇱ 新ウインドウで解説LINKあり) 都が平安京に移り、桓武天皇の新しい時代が始まったばかりの、皆がウキウキしていた時代でした。 そのときの私文書が、奇跡的に発見された。   ・    ・  原文は漢字ばかりで書かれていたため、内容を理解できる人はなかなかおらず、いざ訳してみても『古事記』のエピソードを『劣化』させたような、粗いものだったので、この古文書の真の価値に気づいた人は、今まで誰もいなかった。
『日本神話』っぽい何かが書かれてるけど、コレはなんだ?
その程度の扱い。 ところが真実は逆だったのです!
『日本神話』の 構想段階 を綴る  最高機密流出 レベルの大事件だった!!
テーブルデザインピンク2行 『古事記』のエピソードより内容の粗い『劣化版』に見えたのは、なぜですか?
これこそが『口伝伝承』用の元ネタとして、それぞれの土地に降ろす前の、構想段階の書きかけのモノだったから。   ・    ・ 

🎓 神話の『口伝伝承』は仕掛けられたもの

神話の『口伝伝承』なんて、自然発生は起こらないのです。 時の権力者の側近たちによって、作為的に降ろされている。 集落の長老が『語り部』となって、毎日同じ話ばかりするのは、なぜか? 「この話を毎日語り続けて、土地の皆に広めなさい」と命令されたからであって、命令がなければ誰が好きこのんでそんな話を毎日するか? たま〜に話すならともかく、同じ話を飽きずに毎日……。 だからこの『古語拾遺』の序文でも、〝書契以来 古を語るは好まれず〟と指摘していて、

『神話』の文書記録が済んだら『語り部』への命令が止まったのか、この京の都でも、誰も『神話』の話、しなくなっちゃって寂しいなぁ……

と嘆いています。彼は、貴族側の人間ですからね。それを寂しいと感じる側。   ・    ・  ここまではOKですか? 神話の『口伝伝承』なんて、自然発生は起こらないのです。

せいぜい〝地元の湖〟のことを『昔の大巨人の足跡』みたいに誰かがテキトーなこと言って、それを信じる人が何人かいるくらい……

でも、このような〝自然発生の話〟なら、統制はとれてない。 集落の長老が皆に積極推進して「この土地から伝承を途絶えさせるな」と強要するわけでもなく、誰かがたまに言うくらい。 真実はそんなもの。   ・    ・  『古語拾遺』の第3部 を見ると、『日本神話』はどのような動機で書かれたのか? その理由と、政治的背景まで書かれているのです。
天皇側近の功労をいたわるために、特に目立った活躍をした者には、物語風の『巨大な社史』に〝神の名〟を用いて栄光の軌跡を記す
その中で『本物の神名』を拝借して物語の中に登場した者、物語執筆の場で、即席の『神名っぽい名前』をつけられた者……。 理想を追う天皇と、その横で辣腕をふるう、側近たち。 天皇陛下本人は、国家や社会の理想的な指導者としての理想を追う。 しかしそれだけでは地方豪族の統制がとれないので、陛下の横で、天皇の神聖な存在をアピールしながら、政治の分野で辣腕を振るい、天皇の理想を実現する政策を策定する側近たち。 斎部の私的『古文書』の書き写しだったからこそ、本来外に出してはいけなかった『機密事項』が流出してしまった。   ・    ・  『神話の謎』が解けてくると、それは『歴史』の流れと一致するようになります。 このHPには、歴史の流れを綴ったメニューもありますが、これらと見比べても『神話』と『歴史』がつながっているのです。
真実は1つですからね、もしそれが真実なら、矛盾がないわけです。 話に筋が通り、説得力が出る。
数々の矛盾や、今まであいまいだった部分も、もし正解にたどり着けたのなら、 「ああ、そういうことだったのか! 全部つながった!」と、歴史の中のいろんな事実が、一本の糸でつじつまが合ってくるのです。 HOME神の絵とカタカムナは人生の魔法!








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