🔍 日本神話の機密をポロリ『古語拾遺こごしゅうい』の訳

📘『古語拾遺』の全体メニューに戻る ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『古語拾遺』の原文の構成は、 【原文の構成】 このようになっており 今回のページから『古語拾遺』の【第1部】 … 先祖の古文書の書き写しのパートに入ります。 それでは、原文と対比した訳をさっそくいってみましょう。 最初は直訳。でも、古語なので意味が分からないと想いますので、現代文の訳も用意しています! なお、【序文】から順に読む場合には、▶ 古語拾遺の訳(最初から読む)   ・    ・ 

🎓 『古語拾遺』を理解する、分かりやすい解説

【原文と直訳】(伊奘諾・伊奘冉二神)

一聞 夫 開闢之初 伊奘諾イザナギ 伊奘冉イザナミ 二神 共爲夫婦

一聞、夫 開闢の初め 伊奘諾イザナギ伊奘冉イザナミの二神 共に夫婦となりて


生 大八州国 及 山川草木 次 生 日神 月神 最後 生 素戔鳴スサノオ

大八州国と山川草木を生む 次に日神と月神を生み 最後に素戔鳴スサノオ神を生む


素戔鳴スサノオ 常以哭泣爲行 故 令人民夭折 青山變枯 因斯 父母二神 勅曰 汝甚無道 宜早退去 於根国矣

然るに 素戔鳴神スサノオノミコト 常に泣き叫び 故に民夭折し 青山枯れ変わる 因りて 父母二神 勅して曰く 「汝 甚だ無道なり 辞して根の国へ退去せよ」

テーブルデザインピンク2行 なんか表現が古くありません? 私の頭では、意味がよくわからないです……
このままでは、よくわかりませんか? それでは、【原文】の現代訳バージョンもいってみましょう。

( ⇲ 新ウインドウで『古事記』該当部分へのLINKあり)

古語拾遺こごしゅうい』第1部 (伊奘諾・伊奘冉二神) 「従五位下」官位 斎部宿禰廣成いんべのすくね ひろなり (奈良・平安時代)

伝承によりますと、この国の始まりは、伊弉諾いざなぎ様と伊弉冉いざなみ様という、高貴なる神々のご夫婦から始まり、お二人の霊力から大八州国、すなわち我々が暮らすこの日本の国土が誕生したのだとか。 山々、川々、そして草木のすべても、彼らの霊力からの恵みによって生み出されたのだとか。 その後、このご夫婦は、日の神と月の神をお生みになられたそうです。   ・    ・  しかしながら、物語はここで一転いたします。 伊弉諾様と伊弉冉様の最後のお子様、素戔嗚すさのお様は常に涙を流し、その悲しみがあまりにも深く、人々の命を縮め、緑豊かな山々さえ枯れさせてしまったのだとか。 この様子を憂いたお二人の神々は、素戔嗚様に対し、この国を離れ、『根の国』へと退去するよう命じられました。

  ・    ・ 

📼 当時の天皇陛下は、中央集権国家の中心

当時の天皇陛下は、中央集権国家の中心! 絶大な権力が、平安京に集中していました。 天皇陛下を讃える、同時代のこんな詩があります。
今撰和歌集こんせんわかしゅう 源頼政の詠んだ詩】
君が代は 千尋ちひろの底の さざれ石の のゐる磯と あらはるるまで

【現代語訳】 天皇陛下の治める世の中は 広大な海の底まで広がる遠大さで 海底の細砂から海岸の鵜が見える景色まで 全ての風景や自然が天皇陛下のものなのです

  ・    ・  今回の『古語拾遺こごしゅうい』第1部 (伊奘諾伊奘冉二神)は、初期形態。物語の構想段階の下書きが、意図せず流出してしまったものなのかもしれません。 陛下個人に宛てた個人的な手紙として、『先祖の古文書』を写し取ったら、意図せずそれが、古代日本の〝機密流出〟につながってしまった。   ・    ・ 
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