📓 『カタカムナ』 全80首の意味−第48句の解説



『カタカムナ』 全80首の意味−第48句の解説


『カタカムナ』第48句

今回の句は、久しぶりに短い句ですね。

見て分かるように、ちょっとしたメモ書き程度の内容。

でも、この句で神様が伝えたかったことは?

それは『カタカムナ』の語源でもある、長く続いた『神名かむなシリーズ』の解説でした。

なぜ、正しい神名かむなを蘇らせることが大事だったのか?
それは、神名かむなそのものが、『人々に対する薬湯』だったからだと。   ・    ・ 

。 『カタカムナ』 全80首の意味−第48句の解説

『カタカムナ』 全80首の意味−第48句の解説   📓 【原文】
 。 『カタカムナ』 第48首 

アマツカミ カムナマニマニ ウタサトシ  ヤクサ スヘヒト ココロ ワク ミト

 【漢字に直すと?】
  『カタカムナ』 第48首  -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

天津神 神名万々かむなまにまに 歌諭うたさと薬草やくさ 術 人すべひと 心 涌く 水戸みと

 🔎 【この句の意味は?】
  『カタカムナ』 第48首  -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

高天原』の神々の名は、いろいろあるアマツカミ カムナマニマニが その神名こそウタが、神の意を理解する鍵である 正しき神名を解きしサトシ者は 身体の健康・生きる知恵ヤクサ スヘヒトなど あらゆることが 湯水のようにあふれ出てくるココロ ワク ミトだろう

【解説】 まず、『天津神』はどっちのことを指してるの?  ・ 日本由来の本物の神様?  ・ 天津市由来の、自称神様? 今回は日本由来の『高天原』の神様のことでした。
天津神 神名万々かむなまにまに 歌諭うたさと
これを見ると、奈良・平安期に流行った『和歌』を詠み合う文化の元は、神様自身が詩で人々を導いていたことが分かります。 『カタカムナ』も、神様自身が詩で人々を導いてますよね?   ・    ・  実は、日本で最初に『和歌』を詠んだとされるのは、記録上、素戔嗚尊すさのおのみことなのです。(記録上はね。つまり、出雲大社を作った人は、実際の初代支配者の息子の可能性が) 天照大神の弟で、あのヤマタノオロチを退治して、オロチから救い出した姫(クシナダ姫)とともに住むために作った宮殿を前に詠んだ詩。
八雲立つ 出雲八重垣 妻みに 八重垣作る その八重垣を
新しい門出を前に、妻とともに住むすごい宮殿作ってオレ満足!! みたいなニュアンスに感じ取れる詩ですが、 例によってこの漢字は間違っていて…… 〝八雲立つ〟→〝厄も絶つ〟 本当の意味は、出雲流派の破邪の法の解説。
  。【出雲流派の破邪の法】

 ・ 出づる雲のように八重垣を作る  ・ 〝妻が子〟を籠に隠すように、八重垣で護る


『妊娠する』→〝身籠もる〟と現在でも言うように 宝は籠に隠して「邪」から護る。

ちなみに、【出雲流派の破邪の法】のやり方は、実は『ヤマタノオロチ伝説』の中に記述があります。 児童文学の方だと、簡略化された説明になってることも多いのですが、原文の表現だと? オロチを迎え撃つ前に、事前準備として……
「強い酒を造り、垣根を作り、その垣根に8つの門を作り、門ごとに8つの棚を置き、その棚ごとに酒を置いておくように」
と指示を出しています。 これが【出雲流派の破邪の法】の描写であり、この流派に従って出雲大社も建てられているし、家庭内の神棚の祭り方にも通じるわけです。 屋根違い三社 つむぎ 神棚セット - 神棚神具の専門店 神棚の里 【神棚を祭るとき】
 ・ 日本酒をお供えしてる(強いお酒)  ・ 両側に榊の木を立ててる(垣根)  ・ 社の両側に門柱と棚(金の柱8個で再現)
  ・    ・  そのようなわけで、『神様』が祈祷台の巫女(シャーマン)を通して、詩の形で人々を導いていたのはどうやら本当のようで、それは『カタカムナ』でもそう言ってますね。 豊くすべ 道 歌示し と。
  『カタカムナ』 第12首  -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

思惟しい(考え煩うこと)旗 神意しい ふみ 神身 空きたまと 会う 神身 『カタカムナ』 の身袖ほと…… 青心(未熟)赤く(実る)すべ 赤 命あか みこと 華くすべ 事 道 豊くすべ 道 歌示し

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