📓 『カタカムナ』 全80首の意味−第４０句の解説
『カタカムナ』第４０首 今回は、日本の神事における『竹』の重要性について、謎が明かされました。 『竹』と言えば、日本人にとっては
梅には勝ったが、松には負けた、真ん中の子というイメージしかありませんが 『日本神話』の中では、『竹』は特別な存在なのです！ 児童文学の『かぐや姫』の元ネタが『竹取物語』なのは、ご存知ですよね？『竹取物語』今は昔、竹取の翁と言ふものありけり。野山に交じりて竹を採りつつ、よろづのことに使ひけり。 名をば、讃岐の造となむ言ひける。 その竹の中に、元光る竹なむ一筋ありける。 あやしがりて、寄りて見るに、筒の中光りたり。 それを見れば、三寸ばかりなる人、いと美しうてゐたり。
このお話は、『古事記』の中に出てくるいくつかの神名をつなぎ合わせて、平安時代に物語化（作者不詳）されたものなのです。 その神名一覧は？
・ 建御雷之男神 …… 竹三日土の翁 ・ 建依別 …… 野山に交じりて竹を採りつつ ・ 火之迦具土神 …… 日の輝く土 ・ 愛比売 …… 笑姫 ・ 甕速日神 …… スーパーな成長速度 ・ 樋速日神 …… 月日は流れ ・ 飯依比古 …… 姫に言い寄る帝 ・ 大宜都比売 …… 月の姫 ・ 衝立船戸神 …… 天の船で月に発つ
あらまあ…… 神名をそのまま並べるだけで、物語のあらすじが…… ここで強調されているのは『竹の成長速度』と『輝く姫が天に昇る描写』ですが、このキーワードは一体何を意味するのか？ 今回の『カタカムナ』第４０首 の解説をお楽しみください。 ・ ・
『カタカムナ』 全80首の意味−第４０句の解説
【漢字に直すと？】『カタカムナ』 第４０首
カムナガラ…… トヨウケヒメ ヌ イカツチヒビキ マノネ…『カタカムナ』 イハサク ネサク イハツツヲ マリツラネ ミカヒ ハヤビヌ タケイカツチ タケフツノ ムスビ
『カタカムナ』 第４０首 -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-🔎 【この句の意味は？】惟 神…… 豊受姫 成 雷響き 真の音… 『カタカムナ』 意は咲く 根咲く 意は筒を 鞠連ね 三日 早日成 竹雷 竹富つの結び
『カタカムナ』 第４０首 -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-神がおっしゃるには… お金持ちになりたいなら『カタカムナ』こそが理想的で 雷鳴の衝撃のように、神が一瞬で願いを叶えてしまう！！ 『想い』は叶う！ 『自分の実力』も上がる！ 願いは、天へ続く光の柱の中を登り 〝寝て起きたらもう願いが叶っていた！〟（３日で成就） そのくらい、神の援護は凄まじい！ 竹は生長すると、『稲妻』の形のような枝葉をつけ 神の雷鳴で、竹のように成長が早くなる 竹は『願望成就』の象徴
だから、『七夕』のときは、笹の葉（竹のレプリカ）に願い事を結びつけていたのですね。 『短冊』という言葉は、このときしか使わない言葉ですが、語源は〝短いノート〟ではないのです。 平安時代の『短冊詠み』（短歌の詠み物のお題）が語源。 特定のテーマや季節に関連する和歌や短歌が、短冊の形で詠まれていたところから来ています。 つまり……
……神様から私が直接教わった、願いの書き方です。 （本格的な『神社の作法』の裏技は、メニュー欄参照）
『七夕の短冊』は、「将来、お金持ちになれますように！」と書くのではなく、品のある和歌のように書くのが正解！ 夢高く 天に舞い 富と繁栄 天より授けん 運命紡ぎし 我が道の先 そして、できるだけ願いが天に近くなるように、自分の身長が届く限界の、手を伸ばした高い位置に自分でくくりつけること。
🔐今回の句に登場の【神名】 …… 本当の名 は？
✼ 石析神（イハサク）…… 意は咲く ✼ 根析神（ネサク）…… 根咲く ✼ 石筒之男神（イハツツノヲ）…… 意は筒の尾 ✼ 甕速日神（ミカハヤヒ）…… 三日早日 ✼ 樋速日神（ヒハヤヒ）…… 日早日 ✼ 建御雷之男神（タケミカヅチ）…… 竹三日土
『カタカムナ』 全80首の意味−第４１句の解説
