📓 『カタカムナ』 全80首の意味−第70句の解説


『カタカムナ』 全80首の意味−第70句の解説


『カタカムナ』第70句

今回は、神様に仕掛けられたワナに見事に引っかかって、
最初は全く違う訳をしていた例です。

パッと見、簡単に見えたのですよ。 簡単に見えたから、そのままパパッと訳してしまった
いや〜ラクだったな! もしかしたら、今までで一番簡単だったかも? という感想つきで。 ところが……   ・    ・  前後の句の訳ができあがった後、もう一度この句の訳を見直すと、どうもこの句の訳だけ浮いてる。 前後の句と見比べたときに、この句の訳にだけ共鳴がなかった。 もしかして、訳が間違ってた?? というお話です。   ・    ・    📓 【原文】
 。 『カタカムナ』 第70首 

アナウツシ ワタ ツミ  アナユツ チハ ウツシ ワタツミ チハ ヨミツ カムアマミチ ハヒ ウツシ ワタ カエシ ミチ チハ ハマトヨ チハ ウツシカエシ  カムナガラ…… チハ ヨミツ

この句の訳は面白くて、最初は『平文』に見えたんです。 なので、神様に頼るまでもなく、パパッと3分くらいでスラスラ訳してしまった。 でもこれはその裏にある『暗号』を隠すためのオトリだったようです。 オトリに食いつくとこうなります。 ❎ 【勘違いバージョン】
  『カタカムナ』 第70首

神は映し 私は摘み 神が言うことを 私は写し 私は摘み 私は読み上げる 神は天の道 はい写し 私は返して 神が言う道 私ははい また言う 浜への道は限りなく遠い 私は写し返して 神の言うこと…… 私はそれを読みながら……

蘆屋道満あしやどうまんも大変だったんだね〜。 わかるよ〜。 まさに、自分が今やってることと同じ! 神様からご指名を受けて、ご神託を書き写して……
神が言うことを 私は写し…… 神は天の道 はい 写し 私は返して……
まさにコレ、自分がやってる【訳】と同じじゃない!! 時代は違っても、やってたことは同じだったんだな〜なんて思って 蘆屋道満あしやどうまんのボヤきの句 だと勝手に思い込んでたのですが……   ・    ・  『前後の句の訳』が完成した後に、もう一度この句を読み返すと…… この句の訳だけ、前後の流れから完全に浮いてる! あれ、間違ってたの?? こんなに意味が通るように見えるのに??   ・    ・  どうやら、これはオトリとしての撒き餌だったようです。 わざとミスリードの方向に誘うことによって、本物を巧妙に隠す。 ほかの句にもいくつか、そういうワナが仕掛けられていたのですが、それらは全て見抜いていたのです。 迷ったときは前後の句と見比べる。すると、全体の流れから、「ここにあるべき正解」が割り出せるのです。たとえば……  AB「❓」DEF…… の流れが続いていたら、前後の流れから、ここの句には「C」に該当する話があるはずだ! と。 なので、仮に最初は引っかかったとしても、【見直し】のときには気づいていた。そしてこの句も、その【見直し】のときに気づいたのですが…… この句の訳は、気づいた後の【NGバージョン】のほうも面白かった。 なので今回ご紹介したのです。 ちなみに正解のほうは、予想と全く違う、天地創造のすごい話でしたよ。 そして、正解の方はきちんと  AB「❓」DEF…… 「C」を埋める内容がハマりました。   ・    ・ 

。 『カタカムナ』第70句の解説

『カタカムナ』 全80首の意味−第70句の解説   📓 【原文】
 。 『カタカムナ』 第70首 

アナウツシ ワタツミ  アナユツ チハウツシ ワタツミ チハヨミツ カムアマミチ ハヒ ウツシ ワタカエシ  ミチ チハ ハマトヨ チハ ウツシカエシ  カムナガラ…… チハヨミツ

 【漢字に直すと?】
  『カタカムナ』 第70首 

あな移し 渡つ 実 穴輸あなゆつ 地は移し 渡つ 実 地は詠みつ 神 天 道 早日かむ あま みち はひ 写し 渡返し(降ろしたモノが生成された) 道 地は 浜豊はまとよ 地は写し返し 惟 神かむながら……地は詠みつ

。 実際に『訳に成功』してみると……

実際に訳してみたら、そこまで『秘匿レベル』が高い内容でもなかった。 たまたま、オトリとして面白いモノが用意できただけなのだろうか? それとも、このあと残り10句の中に、再びこのようなオトリが混じっていて、『訳者』に警戒させるためのヒント??  🔎 【この句の意味は?】
  『カタカムナ』 第70首 

高天原の光の柱から、地上へ実体を転送アナウツシ ワタツミ光のトンネルを通り、地上はカタチを為しアナユツ チハウツシ始めた 天の設計図の通りに 地は応ワタツミ チハヨミツえる 神が天から通した道カムアマミチ…… 驚くべき早さハヒ ウツシ神の世七夜かみのよななよ地は神の意に応えたワタカエシ 神の計画は、この地を豊かに栄えミチ チハ ハマトヨさせること 地はその神の計画に同意し、カタチチハ ウツシカエシを為し 神ながらカムナガラ…… 天の声に地も応えたチハヨミツ

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