📓 『カタカムナ』 全80首の意味−第29句の解説


『カタカムナ』 全80首の意味−第29句の解説


『カタカムナ』第29句は、『やまたのおろち伝説』の謎に切り込みます。

『カタカムナ』を分析していると、予想以上に『古事記』の描写が多く出てきます。

なので、『カタカムナ』の正確な訳には『古事記』の知識も必要になってくるので、『古事記』についても、多角的に調べながら、『カタカムナ』の分析を進めてるのですが……

『古事記』の神名表記……

エレガンスな漢字ばかりが使われていて、本来の神名かむな通りの表記の方が珍しい。

そのほとんどが間違いだらけ。

……なぜ、今まで誰も気づかなかったのでしょう? 誰が見ても、「おかしい」と感じるほど、ヒントはたくさんあったはずなのに……。

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ただ、『古事記』についても、多角的に調べた結果、問題点だけでなく、新たな発見も出てきましたよ。

『日本神話』の新たな発見!!


今回は、『日本神話』の『やまたのおろち伝説』の謎解きです。

もしかしたら、『カタカムナ』だけでなく、『日本神話』に対しても、自分は凄い謎を解いてしまったのかも?

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。 『カタカムナ』 全80首の意味−第29句の解説

『カタカムナ』 全80首の意味−第29句の解説   📓 【原文】
 。 『カタカムナ』 第29首 

ミカヒ シキシマ ハヤヒ タケフツ カタカムナ… オホワクムスビ ヤタシマ

 【漢字に直すと?】
  『カタカムナ』 第29首  -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

三日みかひ(3回)敷きし間 早日 竹富つ カタカムナ… 大枠結おほわくむす八咫島やたしま

※ シキシマは 〝敷きし間〟であると同時に   〝敷きしき島〟(陸上の島)でもある。二重の意味を含む暗号。  🔎 【この句の意味は?】
  『カタカムナ』 第29首  -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

ずか三日でミカヒ願いが叶う陸の島シキシマ成長の早い竹のように 一日ごとに富が増えてハヤヒ タケフツいく 『カタカムナ』が説カタカムナく そのような『願い事結び』の島のオホワクムスビ名は? 伝説の八咫島ヤタシマ

そこに行けば、願いがすぐに叶うですと?? その伝説の八咫島はどこだ? って興奮する話になりますよね?   ・    ・ 

。 『カタカムナ』 第29句の背景の解説

  【八咫島やたのしまとは?】 ・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
古代文献や神話に登場する伝説の島。 八咫烏やたがらすが三種の神器を探し求め、天叢雲剣あめのむらくものつるぎ(草薙の剣のこと)を見つけた島。 古文献ではそうなっているものの、ココで、八咫島やたのしまと、八岐大蛇やまたのオロチとの関連性にちょっと注目!
 ・ 八咫島やたのしまと、八岐大蛇やまたのオロチ(どちらも8に関連)  ・ 剣を見つけた八咫島やたのしまと    シッポから剣が出てきた八岐大蛇やまたのオロチ
……あれ? 偶然の一致? コレ、私が研究すれば、面白い何かが出てくるのでは?
八岐大蛇伝説

高天原から厄介払い(堕天使扱い)された須戔鳴尊すさのおのみことが、放浪しながら出雲の国(島根県)の船通山に来ると、 老夫婦が「よよよ…」と泣いている。 八岐大蛇やまたのオロチが村の娘を順番にさらいに来る。 次は自分の娘奇稲田姫くしなだひめの番。 須戔鳴尊すさのおのみことは、「オラが退治すっゾ!」 と申し出て、酒を飲ませてオロチを退治したら、シッポから草薙の剣が出てきてビックリ。

たしか児童文学では、「草薙の剣でオロチと戦ってた」という記憶があったのですが、原文の方では、酒を飲ませて寝首をかいたということで、勇敢な戦士ではなかったようです。 草薙の剣も、闘うために用意した武器ではなく、オロチのシッポから出てきたそうな。 ただ、この記述はどう見てもあり得ない設定なので、このお話は事実ではなく『八咫島やたのしま』で見つかった天叢雲剣あめのむらくものつるぎのお話の比喩的表現なのかもしれません。 須戔鳴尊すさのおのみことは、オロチ退治などしていないのかも? そもそも、オロチも空想上のモンスターなのかも??   ・    ・  疑問に思ったので、神様に質問してみました。 ……教えてもらえませんでした。 さすがに、伝説の八咫島はどこか? までは教えてもらえませんでしたが、ただその直後、なんとな〜く『箱根』というキーワードが頭に浮かんだんですよね。

神様からヒントが降りてくるときって、いつもこういう閃きがあって、自分で考えついたのか? ヒントを受信したのか? どこまでが自力で、どこからが援助なのか自分でもよく分からない。

今回の閃きも、あの感覚に似てる……。 もしかして、拒否したふりをしながら、裏ではコッソリ助けてくれたとか??   ・    ・  ここからは、私個人の考察です。本当に神様からの受信だったのか? はよくわかってないので。 箱根には当然ながら、箱根神社という有名な神社がある。 箱根の地は『島』ではないのですが、でも地形図を見ると、『盛り上がった山』になっているので『亀の甲羅』みたいに、周りに比べて盛り上がった地形のことを、比喩的に『島』と表現した可能性はある。 箱根 実際、箱根の地は『九頭竜くずりゅう神』をまつってもいる。 ヤマタのオロチとは〝股が8つ〟ということだから、頭の数は9個。 それって…… 九頭竜くずりゅうのことでは? また、〝箱根〟という文字は、いくつかに分岐する山の峰のこと。それを〝箱の根〟と呼んでいて『芦ノ湖畔』に建つ、赤い鳥居もある。 もしや、『八咫島やたのしま』とは、箱根の山 ➠ 八方に広がる峰 ➠ 陸の中に亀の甲羅のような地形 ➠ 『八咫島やたのしま』と比喩表現として言ってるのでは??   ・    ・  まだ仮説ではあるものの、並べられた証拠は全て ➠ 『箱根の山』を指している。 あとは、箱根と『草薙の剣』が結びつく何かが出てくれば、決定的なんだけど。 ……と思ったら、箱根神社の御祭神は 瓊瓊杵尊ににぎのみこと。 『古事記』の記述によると『草薙の剣』は、須戔鳴尊すさのおのみことから姉の天照大御神へ。 そして天照大御神から、天孫降臨の際に瓊瓊杵尊ににぎのみことへ……とある。 『草薙の剣』は箱根神社の御祭神・瓊瓊杵尊ににぎのみことの手に渡った。 あれ? 結びついちゃった??

🔎 カタカムナのヒントで解いた『古事記』の用語ようご解説

 🔐 今回の句に関連する『用語ようご』 本当の名は?


✼ 須戔鳴尊(すさのおのミコト)…… 朱砂の尾の御言すさのおのミコト ✼ 手摩乳(てなづち)…… 手名土てなづち ✼ 脚摩乳(あしなづち)…… 足名土あしなづち ✼ 奇稲田姫(くしなだヒメ)…… 櫛なだ姫くしなだヒメ(髪ツヤがいい女性) ✼ 八岐大蛇(やまたのおろち)…… 8股の大蛇やまたのおろち(九頭竜) ✼ 天叢雲剣(あまのむらくものツルギ)…… 雨の村雲の剣あまのむらくものツルギ ✼ 草薙剣(くさなぎのつるぎ)…… これは合ってる

※ 今までの解説でも指摘してきた通り

『古事記』の漢字は、表記違いが多数見られるのですが 今回は私も間違っているかもしれません。 須戔鳴尊すさのおのミコト …… 朱砂の尾の御言 尾を切って赤い砂……この字が、やまたのおろち伝説と一致するモノの、《カタカムナ 第47首》では、須戔鳴尊すさのおのミコトのことを火山の噴煙『凄の尾』と指摘している。 今回も最初はこの字が候補だったのですが、実際にぶつけてみるとカチッとハマらなかった。 なので、別な漢字の候補を出して、今回はそれを採用したのですが、どうでしょう?

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