📓 『カタカムナ』 全80首の意味−第24句の解説
『カタカムナ』第24句は、『日本神話』の幻想的な島と結界の説明です。 古代文献に記述はあるものの、長年存在そのものが謎とされていた〝裳衣島〟の場所の特定! (空想上の島ではなかった) 『この世と神の世界』を分ける結界について…… 『古事記』の間違いを、次々と無慈悲に指摘しまくる神様…… 今回もいろいろ事件が起こります! ・ ・『カタカムナ』 全80首の意味−第24句の解説
📓 【原文】『カタカムナ』 第24首【漢字に直すと?】
アメクニサギリ モコロシマ アメクニサツチ ソコソギシマ タケヒワケ
『カタカムナ』 第24首 -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-天 国 砂霧 裳衣島 天 国 砂土 底禊島 竹日分け
まずは『古事記』の間違った字を訂正
例によって、『古事記』で使われている漢字は間違いだらけなので、一つ一つ正しく訂正するところから始めます。 漢字が間違ったままだと、この句が本当は何を意味しているのか? 文字のイメージに惑わされ、永遠に解くことができません。 ・ ・ 〝サギリ〟とは?〝裳衣島〟とは?【従来の解釈】 狭霧 …… 森を流れる霞のような半透明のきれいなもや
【間違った字を訂正すると?】 砂霧 …… 粒子が粗い霧。霧雨のこと。
〝サツチ〟とは?裳衣島は、霞で何重にも包まれてる島……という意味。モヤの衣の島。 「古語や古文献のみに登場する言葉で、具体的な地名としては特定されていない」と言われてるが…… 「霧に覆われる島」として有名なのは「霧の鬼ヶ島」 (香川県・女木町の島ではないので注意!) 現在の鹿児島県指宿市にある指宿半島の先端に位置する小さな島。この島こそが、伝説の裳衣島の正体!
〝タケヒワケ〟とは?【従来の解釈】 狭土 …… 狭い土地や狭い地域(漢字に騙されてる)
【間違った字を訂正すると?】 砂土 …… 砂土とは海岸の砂、つまり淡路島の砂浜のこと。 島の波打ち際で、海水に半身を沈めて身を清める。禊ぎ。 その様子を 底禊島 と表現されている。
【従来の解釈】 建依別 …… 土地の区分・分類(漢字に騙されてる) 建物の〝建〟なので居住区域。 より所の〝依〟を〝別ける〟なので、土地や建物の区分。 従来はそう解釈されてきたが……
【間違った字を訂正すると?】 竹日分け …… この世と神の世界を分ける結界 〝日分け〟は、阿蘇山の噴火で、「空がアッチの色とこっちの色に分かれる」という意味でも使われるので、『竹』が内側と外側を分けるという意味。 日本の伝統的な神事や儀式では、『竹』を麻縄で結んで結界を作る。『竹』は、この世と神の世界を分ける。 ちなみに『かぐや姫』の伝説も、『竹取物語』が原型。 ここにも『竹』が出てくる。しかも、奇跡の『光る竹』として。
『カタカムナ』 第24首の意味は?
『古事記』の字は、基本的に『間違ってるもの』として扱わないとイケマセン。 学者や研究家が、一生懸命その『文字』の意味を調べて翻訳しようとしても、そもそも『元の字』そのものが違うのですから、やるだけ無駄。 むしろ、深く研究すればするほど、思い込みが加速して、どんどんおかしな方向に流されてしまう。 ・ ・ 『字』を見てはいけないのです。 神名や用語、地名の本当の意味を知りたかったら、『字』ではなく『発音』を見る! 正しい訳のためには、先入観を入れず、『発音』をヒントに、候補になりそうな漢字をいくつも並べ、その中から前後の意味にピタッとハマる『正しい文字』を割り出す。 そこがスタート地点となるのです。 『カタカムナ』の訳も同じ。 原文のカナばかり見てると、『アラビア呪文』(アブラカタブラ)にしか見えなくなってしまうから、あまり字は見ない。感じ取る! 言葉をいったん、内側に蓄えて…… そのうえで、霊能力というチート技を駆使しながら、できるだけヒントを降ろしてもらって……
真面目に話を聞いてたのに、結局ソコですか? |
天 国 砂霧 裳衣島 天 国 砂土 底禊島 竹日分け
天の国のように、霧に覆われた幻想的な島。 それは、裳衣島さ! 天の国へ入室するために必要な儀式。 それは、淡路島の海岸で身を清めることさ! (今でも、ふんどし一丁で大晦日の海水浴というみそぎの儀式が残る地域もある) 竹は、天地を分ける結界だぜ! (今でも、地鎮祭などの儀式で竹の結界が使われる)