📓 『カタカムナ』 全80首の意味−第19句の解説
今回の『カタカムナ』第19句は、神様が当時の人々に対して、 雨乞いの神(天宇受売命)を呼びたいなら 伊豆の森に神社を建てなさい! と直接呼びかけている、今までとは違うタイプの句です。 📓 【原文】『カタカムナ』 第19首【漢字に直すと?】
マカカ オホチカム イツノタテカム アマナアモリ ムカヒ アメノウツメ
『カタカムナ』 第19首 -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-しかし、歴史を調べてみると…… 当時の人が本当に、この言葉に従ってたのでは? その後実際に、伊豆の森(こごいの森)に伊豆山神社(静岡県熱海市)が建っているのです! しかもその神社には、『天宇受売命』由来とされる『光の石』まで鎮座してるそうな。 関八州総鎮護 伊豆山神社 『カタカムナ』の規模が、だんだん大きくなってきました。 もしかしたら、裏で日本の歴史にも影響力を与えていた可能性も…… そんな『カタカムナ』第19句の訳は? ・ ・真か 思ち神 伊豆の建て神 天名は森 向かひ…『天宇受売命』
『カタカムナ』第19句の解説
【漢字に直すと?】『カタカムナ』 第19首 -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-🔎 【この句の意味は?】真か 思ち神 伊豆の建て神 天名は森 向かひ 『天宇受売命』
『カタカムナ』 第19首 -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-歴史を調べてみると…… 当時の人が本当に、この言葉に従ってたのでは? という疑いがあります。 実際に『カタカムナ』が、〝天の名は森〟と呼んだ伊豆の山は〝こごいの森〟のことで、そこに伊豆山神社が建てられているのです。 ・ ・本気で思い悩むなら 伊豆に神社を建てなさい 天の名は森 『天宇受売命』を向かわせるから
『天宇受売命』の解説
『天宇受売命』『カタカムナ』 = 型・神名 で、『カタカムナ』の解読には、神様の本当の名前を解き明かすことも大事なミッションの一つですが…… 例によって今回も、解き明かすべき 神名(本当の名) がありそうです。 誰が見ても、この表記〝天宇受売命〟はおかしいですよね? エレガンスな文字で着飾りすぎ! では、この神様の本当の名前は?? ・ ・天の岩戸開き伝説での活躍が有名。天照大御神が洞窟に隠れて世界が暗闇に包まれたとき、その洞窟の前で、神楽踊りを舞いながら天照大御神を誘い出すことに成功したという、その踊り手の女神。
こちらの字が、本当の名前でした。 エレガンスな文字で着飾っていたのを、元の姿に戻したら…… 天の踊り子 → 雨降らし にイメージダウンしてしまった。 ……とはいっても、コレが正解なのです! 古語では、『天地』と書いて、あめつちと読みます。 ですので、天の雨詰めの神とは、文字を見て分かるように《天の恵みの雨を降らせる神》雨乞いの神なのです。 ・ ・🔐 今回の句に登場する『神名』の本来の表記
・ 天宇受売命…… 天の雨詰め(あめのうづめ)【当時の時代背景の解説】・ ・ もしかしたら、昔の人が神社を建てた理由って、このような『神のお告げ』もかなり多かったのかもしれませんね。 そうでなければ、山奥とか、その土地の高台とか、わざわざ人が行きにくい場所に、あんな手の込んだ木造建築物を建てる理由がない。 戦国武将のお城より、さらに豪華な装飾なのですから、単なる信仰心だけでは、あそこまで豪華にはしませんよね。 その裏には、それだけお金をかける価値のある〝何か〟があった…… 『カタカムナ』 全80首の意味−第20句の解説
昔は、日照りは地域全体の飢饉につながるので、生死問題。 雨乞い専門の祈祷師もいたくらい、雨を降らせることは重要だった。 今回のカタカムナは、当時の人たちの要望に応えての句で、 本気で思い悩むなら 伊豆に神社を建てなさい 天の名は森 天宇受売命(雨乞いの神)を向かわせるから ・・・・・・そして本当に、神様が指定した場所である〝こごいの森〟に伊豆山神社が建てられ、その神社には、道祖神 (猿田彦大神、天宇受売命) 由来とされる光の石がある