🔍 楽しく学ぶ古事記・初心者のための基礎知識


おや子供達、どうしたのさ? 『神様の話』の続きを聞きたいって?

ええと、昨日はどこまで話したんだったね?


  【あらすじ】
・ 宇宙は混沌とした《渦》だった ・ 高天原に三柱の神(造化三神)が生まれた ・ 続いて、二柱の神(ここまでが別天津神ことあまつかみ)が生まれた ・ 次に、五組十柱の神々(神世七代かみのよななよ)が生まれた ・ イザナギ&イザナミの神様が伝説の島を作った
なら今回は、イザナギ様が単独で大活躍されるお話だよ。 続きをこれから話すから、子供達、聞いておくれ。   ・    ・ 

📓 古事記上巻-4 黄泉の国でゾンビに遭遇

『古事記』上巻(イザナギ&イザナミ) 「従正五位上」官位 太 安万侶おおの やすまろ (奈良時代)


伊邪那岐命イザナギノミコトっていう神様なんだけど、彼には伊邪那美命イザナミノミコトていうお嫁さんがいたんだよね。 でもある日、火の神っていう赤ちゃんを生む時に火傷をしちゃってさ、そのままこの世を去っちゃったのさ。 イザナギ様(夫)はそりゃあ悲しんだのなんの。だから、そのまま火の神迦具土神かぐつちのかみの火を消してしまった。 火が消えたその時に、今度は山々が現れて、自然現象を司る、石神、雷神、雨神なども、イザナミ様(妻)の形見として再生されたって話さ。   ・    ・  イザナギ様(夫)はその後、彼女を取り返そうと黄泉よみの国、つまり死者の国へ勇敢にも入って行かれた。 彼女が元の姿で生き返れたんならよかったんだけどねぇ…… 残念ながら手遅れだったさ。結局、「見ぃ〜たぁ〜なぁ〜!」って、彼女によく似た化け物に追いかけ回されて、ほうほうのていで逃げ帰ってきた。 その後、イザナギ様(夫)は、彼女のいない寂しさから、自らたくさんの神々を生み出して、それが日本の世界が豊かになる結果となったのさ。 イザナギ様(夫)は逃げる途中で、いろんな物を投げ捨てて、それで新たな神々が生まれたんだよ。 彼は黄泉比良坂ってところで【桃】を使って黄泉の国の追っ手を退けて、最後は彼女の姿をした化け物と対峙したんだ。 二人は互いに呪いをかけ合って、彼女の姿をした化け物は 「一日に千人を死なせる」と言い、イザナギ様は、国を豊かにして「一日に千五百人を生む」と答えたんだ。   ・    ・  弥生やよいって言葉があるだろ? あの言葉の語源さ。 三月(弥生の月)は、冬の後に春になって、新たな植物たちが顔を出す時期だろ? だからね、「弥」ますます「生」命が溢れる… ってなればいいのさ! って。 これがね、「国の発展」のキッカケにつながった出来事って言われているんだよ。 破壊と再生(scrap and build)ってのはドコの世界でも同じなんかねぇ? 自然もそうやって生まれ変わってるし。 結局イザナギ様(夫)は黄泉の国からなんとか逃げ帰った後、自らを清めるために、元々天の神様から教わったみそぎっていう浄化の儀式を行ったのさ。

。 和風の月名の正しい漢字!

『古事記』記載の漢字は、そのほとんどが間違ってるのですが、漢字に誤解があるのは、なにも『古事記』だけではなく…… 実は、『伝統的な月の名前』についても、同じ事が言えます。 旧暦(太陰太陽暦)に基づく月の呼び名。 子供の頃聞いたことがあるでしょう?

10月は神無月。 神様が出雲に集まって会議を開く月だから、他の神社からは神様がいなくなる

それを信じると、「じゃあ、10月は出雲大社以外の神社は行っても意味ナシ?」ということになってしまいますが、意味ナシなのは、『神無月かんなづき』という古来から信じられてきた解釈の方…… 字ではなく、『発音』の方を見るのです すると??
カンナヅキ ➭ 神名月かむなづき
本当は『神の名がついた月』ということで、漢字の充て方を間違っていたのです。 ちなみにその神の名は、大国主神のことではありません。 ではどなた様?? 作物の収穫をあらわす神である…… 『秋津彦&姫』 早秋津彦&姫の解説 早秋津が、『秋の入り口の9月』のことを指すわけですから、その1つ後ろの月、それが『秋津彦&姫』という神名の月。 ……知らないことがたくさんでしょう? 知らなかったのではなく、「事実と違うこと」を教わっていたのです。
旧暦 現名 本当の意味
 睦月むつき  1月  無月むつき(草葉、植物、何もない月)
 如月きさらぎ  2月  木更季きさらぎ(木の枝が更地の季節)
 弥生やよい  3月  弥生やよい(暖かくなって植物再生!)
 卯月うづき  4月  生月うづき(植物どんどん生まれ出る月)
 皐月さつき  5月  作月さつき(畑に作付けの時期)
 水無月みなづき   6月  皆月みなづき(全部雨の月・梅雨のこと)
 文月ふみづき  7月  踏み月ふみづき(秋の収穫見込みを見積もる)
 葉月はづき  8月  葉月はづき(草木完全体! 緑が元気だぜ!)
 長月ながつき  9月  名が月ながつき(中秋の名月。月がキレイだぜ!)
 神無月かんなづき  10月  神名月かんなづき(その神名は? 秋津彦)
 霜月しもつき  11月  霜月しもつき(霜の始まる時期。朝の土が白いぜ) 
 師走しわす  12月   死わすしわす(緑の民たちが、死わす)
日本の伝統的な月の名前は、本来は、自然の変化や農作業のサイクル、季節の特徴など、生活にかかわる名前がつけられています。カレンダーのための呼び名ではなく、生活のための呼び名ですから。 歴史の世界は、元々パラダイムシフト(昨日まで信じられていた通説が、新たな爆弾投下でひっくり返って、学者たち大騒ぎ!!)が起こりやすい世界ではありますが、それにしても…… 元から合っていたのは、3月.8月.11月の3つだけ。   ・    ・  NEXT初心者が楽しく読める古事記こじき入門5−天照大神&素戔嗚尊の誕生(禊ぎ)






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