📓 『カタカムナ』 全80首の意味−第67句の解説


『カタカムナ』 全80首の意味−第67句の解説


『カタカムナ』第67句は、『生活の知恵・食べ物確保編』です。

2つ前の第65句で解説した通り、土地との接し方のルールを超え、その土地を傷つけてしまうと……

その土地は遅かれ早かれ、何かが起こる
昔の人は、山の奥の原生林や大木、巨石や、川のせせらぎなどからも、精霊のような特別な気を感じ取っていました。 自然は神様とつながっているのです。 今回はこの話を引き継いで、『山菜採りで山に入るとき』の神様からの注意点を解説しています。

。 『カタカムナ』第67句の解説

『カタカムナ』 全80首の意味−第67句の解説   📓 【原文】
 。 『カタカムナ』 第67首 

カゼミツ トロ ヤマツツミ クミト ヤマツツミ  カムナガラ…… イワト ヌマツツミ オトワ ヤマツツミ トロカエシ アオ アマ イワト ヤマツミ ハラ ヤマツミ アメノヨハ イホツワケ

 【漢字に直すと?】
  『カタカムナ』 第67首 

風見つ途路とろ 山包やまつつみ 汲みと山包やまつつ惟 神かむながら…… 岩途沼包いわとぬまつつみ 音は山包おとわやまつつ途路とろ返し 青雨あおあま 岩途山摘いわとやまつみ 腹山摘み 雨の夜は 意をつ訳いほつわけ

さて、漢字に直すことまではできたモノの、それでも目の前には意味不明の『古文』が並ぶだけ。 『古文』というより、『暗号』に近い。 この状態で意味が分かる人など、いるのでしょうか?   ・    ・  『カタカムナ』は、『詩の型』に“強引に”言葉をハメ込むために、かなり『略語』が多用されてます。 なので、『古語』だけでなく『略語』の方も理解しなければならず、『漢字』になっただけではまだ、この句の輪郭すらわからないと思いますが…… この状態で、私はいつも、訳を導き出しているわけです。 正解にたどり着くまで、何日も苦戦するのも分かるでしょう? では、本来のこの句のカタチを翻訳すると、この句は何と言ってたのでしょう? 気になるその答えは……   ・    ・ 

。 『カタカムナ』第67句の解説

  『カタカムナ』 第67首 

風見つ途路とろ 山包み 汲みと山包み 惟 神かむながら…… 岩途沼包み 音は山包み 途路とろ返し 青雨 岩途山摘み 腹山摘み 雨の夜は 意をつ訳

 🔎 【この句の意味は?】
  『カタカムナ』 第67首 

山の奥に入るときは…… 風を読みつつ 山菜採り・水汲みに出かけカゼミツ トロ ヤマツツミ クミト ヤマツツミなさい 神の警告カムナガラは……  岩地の手前の水辺にはイワト ヌマツツミ動物(熊や狼など)がいる 山の中腹で、雷の音を聴オトワ ヤマツツミいたら すぐ引き返さないと大雨でずぶ濡れトロカエシ アオ アマになる 無事に山菜採りをしたいなら 岩場の手前(山の中腹)イワト ヤマツミ ハラ ヤマツミまでしか行かないこと なお、長雨の期間は 神の理由(山の再生)アメノヨハ イホツワケがある

2つ前の第65句でも、『土地のエネルギー』として『地鎮祭』の話がありましたが、自然に宿るエネルギーの怒りを買ってはいけないのです。 なので、長雨を『山の再生』と言っているとともに、ここから奥には進んではいけないとも……。 その手前で引き返すなら、危険はない。 でも、その境界線を越えて奥に入り込んでしまった人は…… 安全に山菜採りをしたいなら、岩地の手前(山の中腹)で引き返せ!
それを超えてしまった人への雷鳴や雨、動物の出現は 自然や精霊からの警告!
  ・    ・  自然や精霊の敵になってはいけないのです。 NEXT『カタカムナ』 全80首の意味−第68句の解説




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