📓 『カタカムナ』 全80首の意味−第65句の解説


『カタカムナ』 全80首の意味−第65句の解説


『カタカムナ』第65句は、『生活の知恵・食べ物確保編』です。

今回は『土地のエネルギー』について神様からの注意点を解説しています。

現代でも、建物を建てる前に『地鎮祭じちんさい』というものを行いますが、この祭事の元は『神様』から直接降りていたようです。


地鎮祭じちんさい』って何?

新しい建物を建てる時、予定地の真ん中に簡易の祭壇を作って行う儀式。


『土地の神々に感謝し、安全や成功を祈願するため』と一般には解釈されているが、違う。 本来の意図は、『土地のエネルギーに手を入れる許可』を得ること。

今回の句では、「田畑に対しても同じ事が言える」と神様が言っています。 土地のエネルギーの、取り扱いについての警告

。 『カタカムナ』第65句の解説

『カタカムナ』 全80首の意味−第65句の解説   📓 【原文】
 。 『カタカムナ』 第65首 

カムナガラ…… アマネキ アメノワク トメミチ トヨ カム ツミ アワ タマ ヒメ ヤス マ ワケツミ ワク ハヤタニ サキ イカツチ ヒビキ アマタマノネ

 【漢字に直すと?】
  『カタカムナ』 第65首 

 惟 神かむながら…… あまねき 天の枠あめ わく 留め道  豊 神 摘とよ かむ つみ  粟 珠 姫あわ たま ひめ  休 間 分け摘やす ま わけ つみ  枠 早谷 先わく はやたに さき いかつち 響き 天球の音あまたま ね

※ 粟 珠 姫あわ たま ひめ (粒の実がなる粟 → 米のこと)  🔎 【この句の意味は?】
  『カタカムナ』 第65首 

神の言うことカムナガラは……  大豊作(天の箱)が毎年続くアマネキ アメノワク トメミチには? 「恵みの豊作だアワ タマ ヒメ!」 と全部刈り取るのではなく 一部は土地に残しながら、米を収穫ヤス マ ワケツミする 全部刈り取った、空き地のその後ワク ハヤタニ サキ天の怒りで、雷の音が鳴りイカツチ ヒビキ アマタマノネ響く!!

。 神様による直接解説(この句は警告? 本当のこと?)

本当だ。この句は、土地との接し方のルールを解説している。 昔の人は知ってたが、現代の人はその感覚を失ってしまった、超自然を相手にするときの話だ。
樹木の精霊、森の精霊みたいな、民間信仰の話があるだろう? 森や山、川、岩、樹木……
自然の要素に宿るエネルギーのことを、信仰の対象としてきた者たちがいるが、土地にはそれぞれ、本当に守らねばならないエネルギーが存在する。
ひとたびそれを破壊してしまうと、大地を通る霊脈、気の流れが変わり、土地の気がよどんでしまう
たまに、宮大工の中には「木と会話できる」と言う匠がいるだろう? 山の案内人もそうだ。「山の声が聞こえる」と。   ・    ・  現代では、なかなかそのレベルの達人は少なくなってしまったが、昔の日本人は、もっと霊感の察知力が高かったぞ。
この句で警告していることは、脅しではない!!
その地域の土地の気のバランス、エネルギーの流れというモノがあって、人間が必要以上に土地の形を変えてしまうと、それはその土地のエネルギーの破壊となる。   ・    ・  この句のことを解説しよう。 土地の端々まで豊作が続く「天の箱」のような状態を毎年続けたいなら? 土地の神を3割残すのだ。 土地の神とは何か? 再生用に、ランダムに残すべき土地の植物だ。 「神の恵みの豊作だ!」 と調子に乗って全部刈り取ることなく、その一部を土地に残しながら、米を収穫するのだ。 その方が、翌年も豊作になる。 残された作物が、「私たちの再生のためにエネルギーをください」と自然界にメッセージを放つので、自然界がそれに応えて、恵みのエネルギーを注ぐからだ。 はじめて聞く話だろう? だが驚くなかれ! 昔の人は皆、知ってたぞ。神が教えたからな。(シナツヒコが来てからは崩れた)   ・    ・  農村部に暮らす人なら、経験則としてなんとなく体験してるのではないか? 端っこの、雑に放置してた畑ほど、なぜか成績が良いとか…… では、全部刈り取って、谷のように何もなくなった土地は、どんなメッセージを放っているか? グラウンドゼロ!!(Ground Zero) ここには何もない! 土地そのものが、自然界にそのようなメッセージを放つのだ。 その上に翌年の苗を植えても、土地がひとたび、そのようなメッセージを出せば、自然界は、あらゆる方法で再生をはかるぞ。 災害だけではない。虫や病気を使ったり、場合によっては人為的な事故すらも、自然界が手招きしてる場合がある。 だから、土地を傷つけてはならない。
土地が救助信号を出し始めたら、その土地は遅かれ早かれ、何かが起こる
そうならないよう、共存の道をはからねばならないのだ。 虫や魚、鳥や他の植物など、自然は共存共栄のバランスで成り立っていることを忘れてはいけない。 著しくバランスが崩れた土地は、『自然の回復イベント』の発動条件になる。 『カタカムナ』 第62句で、言っただろう? 『その土地に起こる災害の理由』は、土地の統率者の腹黒さの写し罪だと。 腹黒い土地の統率者…… つまり、このような法則を知っていながら、それでもなお「全てを刈り取る命令を下した者」の土地には、自然からの懲罰が待っているということだ。 土地からエネルギーを奪ってはならない。   ・    ・  現代のコトが心配か? それについては何も言うまい。無駄に怖がらせてもいけないからな。 ただ、何かが起こったとき、真の理由を事前に知っていれぱ、それが偶然ではないとわかるだろう。 たとえば、静岡県伊豆山のソーラーパネルを起因とした土石流(2021/07/10)の災害などだ。   ・    ・  NEXT『カタカムナ』 全80首の意味−第66句の解説




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